魚料理のコツ

酢の物

 

 

しめさばや昆布しめなど、魚料理の一つに魚を使った酢の物があります。魚の酢の物には、いくつかの種類があります。コツを覚えると、それを応用したさらなる魚料理のレパートリーが広がります。

 

 

1.牡蠣や赤貝など、生の魚介をそのまま酢洗いして用いるもの。
2.キスやサヨリなど、身の薄い魚を塩水(これを「立て塩」という)にくぐらせたあと、酢洗いして用いるもの。
3.しめさばやしめさごしなど、塩を十分にあて、よく酢に浸して酸味を加えてそのままいただくもの。
4.タイやヒラメなど、白身の魚に塩をまぶしてこんぶではさんで重石をし、昆布じめしてから酢洗いして用いるもの。
5.タコの酢の物や青やぎなど、ゆでたり酒いりしてから酢洗いして用いるもの。

 

 

酢を用いた魚料理をおいしく作るコツ
他の魚料理のコツと同様、新鮮な材料を選ぶことが大切ですが、魚の種類、大きさによって塩の量や塩をしておく時間を調節します。また酢につける時間も加減します。

 

たとえば、しめさばの場合、最初に両面に塩をたっぷりとまぶし、冬には5~6時間、夏は3~4時間置きます。さっと洗って水分を布でふき取ってから、だしこんぶ(表面をふいておく)の間に、さばをはさんで3杯酢に約30分つけます。

 

コツは夏と冬で塩につけておく時間を調節することです。また、酢につけるときに上から重石をおくと酢のめぐりが「遅く」なります。よって重石をおくときは約1時間くらいつけておきます。

 

いただくときは、からしじょうゆを添えましょう。